第14章 長野のコウメイ警部
夕食の時間になり、予約していた個室に皆で向かう。
食事用の個室部屋に入ると、既に神原夫妻が2人、席に着いていた。
挨拶をして皆もそれぞれ席に着く。
立派な懐石料理が並べられたテーブルは中々圧巻だ。
食材に地元の素材をふんだんに使っているのか、山の幸が特に目につく。
元太「すっげぇ〜美味しそう!!」
光彦「本当に!どれも美味しそうで美しいです!」
歩美「歩美の好きな食べ物沢山乗ってる〜!!」
目の前に並ぶ食事にワクワクする。
康彦「では乾杯しましょう。
皆さん準備は良いかな?
乾杯〜!」
「「「「「乾杯〜!!」」」」」
地元の食材をふんだんに使用した懐石料理を嗜みつつ、会話も弾む。
そのまま夕飯の時間は穏やかに進んで行った。
博士「いやぁ〜!満足満足!!
長野の食材は何でも美味しいですなぁ〜!!」
元太「俺もお腹いっぱいだぜ…」
康彦「喜んで頂けて良かったです。」
藍子「ここ、温泉が本当に良質だから。
是非この後、お風呂も楽しんで行ってくださいね♪」
食事も落ち着き、そろそろ部屋に戻る準備をする。
神原夫妻に再度御礼を言い、立ちあがろうとすると…
「キャーーーーーーー!!」
コナン・安室「!?!?」
歩美「えっ??何??」
部屋の外から女性の叫び声が聞こえた。
コナンと安室は急いで部屋を出て、叫び声のあった方へ向かう。
食事用の別の個室の扉の前で、腰を抜かして座り込んでいる女性。
どうやら彼女は服装を見る限り、このホテルの従業員の様だ。