第14章 長野のコウメイ警部
〜安室・元太・光彦部屋 室内〜
元太「探偵の兄ちゃん、俺達と同じ部屋で良かったのか?」
安室「えっ??」
光彦「それ僕も思いました!」
ベットに寝っ転がる元太と、窓から外の景色を確認している安室。
そして荷物の整理をしている光彦。
安室「何故だい?」
元太「椛姉ちゃんと同じ部屋じゃなくて、良かったのかよ?」
安室(子どもの純粋さは時に、末恐ろしいな…。)
光彦「お二人は付き合ってるんですよね?」
安室「いや、付き合ってないよ。」
光彦「そうなんですか??
あんなに仲良さそうに見えるのに??」
安室(僕達は、この子達から見ると、そう見えるのか…。)
安室「君たちも、歩美ちゃんや哀ちゃんと仲がいいだろ?
それと同じようなものさ。」
光彦「確かに灰原さんと、歩美ちゃんとは仲良いですけど…
お2人にはなんかこう〜
見えない阿吽の呼吸みたいな物を感じます!」
元太「アンズの呼吸??なんだそれ?美味いのか??」
光彦「『アンズ』じゃなくて、『阿吽』ですよ元太くん!
『息がぴったりあってる』って言う事です!」
安室「うーん…
彼女はそもそも機転が効くし…
それは僕に限った事じゃ無い気もするけどな…。」
光彦「そうなんですか?」
安室「うーーーん…中々考え深いな。
けどまぁ、恋人同士では無い以上、この部屋割りで正解だよ。」
光彦「そうですか…
大人の恋愛って難しいんですね…」
安室「、、、。」 目が点
安室(…最近の小学生は、大人びてるなw)