第14章 長野のコウメイ警部
藍子「あの人らしいわ…。」
康彦「そうだな…。」
コナン「あのカラクリ箱って、どんな状態で受け取ってたの??」
康彦「彼は急な病でね。
緊急入院する直前に突然家にやってきて、置いていったんだよ。」
コナン「そうだったんだ…。」
哀「本当はそのオルゴールを2人に発見してもらった後、会うつもりでこの部屋に置いていったんでしょうね。
じゃなきゃ、こんなに部屋が整頓されてる筈がないもの。」
康彦「そうだったのかもしれないな…。」
彼の事を思うと、少し胸が打たれるが、もう亡くなってしまってる以上、思いを伝える術は無い。
藍子「けど、こうして無事、受け取れて良かったわ。
みんなのお陰よ。
本当にありがとう。」
肩を寄せ合い、皆に向って御礼を述べる康彦と藍子の姿はとても仲睦まじく、皆の心を暖かくした。
そうこうしているうちに、予約しているホテルの夕飯の時間が近づいてきた為、皆で別荘を出てホテルに向かう。
食事をする前に、先に部屋に荷物を置いてこようという事になり、ホテルにチェックインして、皆で部屋に向かった。
神原夫妻は皆用に3部屋予約してくれていた為、
部屋1:博士・コナン
部屋2:安室・元太・光彦
部屋3:椛・歩美・灰原
それぞれ分かれて部屋に入る。