第14章 長野のコウメイ警部
新たにお茶の準備をする藍子と、出来上がったシュークリームをお皿に盛り付ける椛。
安室「僕が運びましょう。」
そう言って、彼女が盛り付けたシュークリームのお皿に手をかける。
椛「ありがとうございます。」
安室がシュークリームのお皿を持ってキッチンから離れて行くと、藍子が彼女に小声で声をかける。
藍子「それで?あれからどう??
付き合う気になった?
それとも付き合い始めたの?」
まるでワクワクした子供の様に、目を輝かせて彼女に言葉をかけた。
椛「もぉ〜…
だから付き合ってませんってw」
藍子「そうなのぉ〜?
もう〜、私待ちくたびれちゃうわぁ♪」
言葉とは裏腹に、少し楽しそうな様子の藍子と一緒に、新しいティーセットを、ダイニングテーブルに運んでいく。
元太・光彦・歩美「「「いっただっきまぁ〜す!」」」
皆で、シュークリームを頬張りながら、道中道すがらの話に花を咲かせる。
元太「あれっ??
1.2.3.4.…シュークリームまだ余ってるぞ?
誰か食べてない奴いるのか?」
テーブルに残っているシュークリームに気付き、元太が疑問の声を上げる。
椛「生地が思ったより多くてね。
人数分よりも、大分多く出来ちゃったの。
余らせてもしょうがないし、良かったら元太君食べていいよ?」
元太「えっ!?
いいのか!?
じゃあ頂きっ!!」
博士「じゃあワシも〜♪」
博士も、残りのシュークリームを狙っていたのか、腕を伸ばした元太に続き、同じく腕を伸ばそうとすると…