第2章 初めてのディナータイム
安室「それで?何の用もなく流石に怪盗キッドも園子さんの所に現れる事は無いでしょう?
何か要件があったのでは?」
少々安室の視線が鋭くなった気がする。
園子「そうなのよ!それがですね!
今度うちで新しくオープンするベルツリー博物館があるんだけど、そこのメインの展示品、オスマン帝国時代の『王妃の髪飾り』をわたしが着けたところを見て見たいって!
キッド様が!」
小五郎「はぁ?なんだそりゃ??そんなん何かしら企みがあるに決まってんだろ!」
蘭「園子がつけるのは純粋に見てみたいかも!」
椛「それはそうね♪」
コナン(おっちゃんが言う通り、あいつの企みだらけに決まってんだろうな~、、、)ジト目
「その髪飾り僕知ってるよ!
すっごい大きいエメラルドが付いてる髪飾りだよね!」
園子「そうそう、『ノンエンハンスエメラルド』って言う凄い貴重なエメラルドが付いてるのよ。
とっても希少価値が高いのよ♪」
安室「流石コナン君。色々な事を良く知ってるね。」
若干トーンが下がった声でコナンに問う。
コナン「あはは~、この間ニュースでたまたま見ただけだよ~。」
小五郎「で?どーするんだよ?
本当にその髪飾りを付ける気なのか?」
園子「そういわれると、私も付けてみたいし~♪
キット様のお願いだし~♪
付けてみようかな~と思って♪
次郎吉おじ様には『キッドから付けてる所見てみたい』と言われたという所は内緒で♪」
椛「それって、もしキッドがその髪飾りを盗む気で園子ちゃんにお願いしてて、そして本当にキッドが盗みに来たら、、、
園子ちゃん、共犯扱いになってしまったりしないのかな?」
園子「えっ!!??そうなの!!??」
安室「そうですね、限りなくアウトですよね。」
園子「そんなぁ〜!!」
小五郎「こりゃ~
…どっちみち警察にちゃんと話した方が良いだろうな~。」
園子「そうなんだ~、、、
付けてみたかったな~髪飾り、、、」しょぼーん
蘭ががっかりしてしまった園子を慰めている。