第12章 大人の女子会
椛「そうかな…
そんな事ないと思うけど。」
ジョディ「そうなの??
私、日本語使い方間違ってるかしら…
それにさっき、あなた、
女の顔してたわよ。」
椛「??」
訳がわからないと言った様子で、ジョディに向けて首を傾ける。
ジョディ「あの彼が、彼女を抱えて出てきた時よ!
そうよね〜、いくら緊急事態でも、頭では分かっててもね〜。
自分以外の女を抱えてる姿は、あまり見たくないわよね〜。」
椛「…私そんな嫌な顔してた??
それはちょっとショックだな〜
嫌な女みたいで…」
ジョディ「いやいや、一瞬よ!ほんの一瞬!!
普通の人は気づかないと思うけど…
椛は普段はそんなにと言うか、、、
もちろん楽しい時は、楽しそうにしてるけど。
普通にしてれば、むしろ全然わからない。
けど、私が何故気づくかと言うと〜…
それはね〜…
私が椛の事を大好きだからよぉ〜!!」
そうしてジョディは再び抱きついて来る。
ジョディはいつも勢いよく抱きついて来る為、倒れ込まない様に、しっかりと受け止めなければならないが、
そんな経験も数ヶ月も経つと慣れたもので、抱きついてきたジョディを今回もしっかりと受け止める。
椛「ははは〜…
今のは〜、
嬉しい気持ち半分、複雑な気持ちが半分って感じ。」
ジョディにハグされたまま、彼女は呟いた。
ジョディ「そう??
それより、否定しなかったわね。」
椛「??」