第12章 大人の女子会
安室「腰が抜けて、立てなくなってしまった様です。」
梓「お恥ずかしい限りですぅ〜…」涙
梓はそう言って、至極申し訳なさそうな顔をしていた。
取り敢えず、怪我は無いようでホッとする。
その後、4人は軽く事情聴取を受けてから解放された。
安室「僕は梓さんを送って帰ります。
お二人も気をつけて。」
椛「えぇ。
梓さんも。お大事にしてくださいね。」
安室の背中に背負われている梓に、声をかける。
梓「ありがとうございますぅ〜…」涙
再び申し訳なさそうに、言葉を発する梓。
ジョディ「あなたも、ナイスパンチだったわよ!」
ジョディは親指を立てて、安室にウインクを飛ばした。
安室「ありがとうございます。
…では僕達はお先に失礼します。」
梓を背負って、去っていく2人を、見送るジョディと椛。
2人の姿が見えなくなると、ジョディは言葉を発した。
ジョディ「椛は、あの彼の事が好きなのね?」
椛「えっ?」
唐突そう言い放つジョディに、怪訝な顔を向ける。
ジョディ「ナイスチームプレイだったわよ♪」
椛「あぁ。
それは、彼が優秀なのよ。」
ジョディ「なーに言っちゃってるのぉ!
ちーがーうーわよぉ〜!
そーゆー事じゃ無いってば!」
彼女ならではのオーバーリアクションで、否定された。
椛「じゃあどーゆー事よ?」ジト目
ジョディ「うーん…
日本語で表現するのは難しいけど〜
『ウマがあってる』って言うやつじゃないの?」
ジョディは顎に手を当てて、日本語を探る様に言葉を紡ぐ。