第12章 大人の女子会
暫く、食事を堪能しつつ、ジョディも大分落ち着いてきた為、話に戻る。
椛「それで?
ジョディは『あの人』の、どんな所が好きなの??」
再び来た質問に、ジョディは少し恥ずかしそうにしている。
ジョディ「椛は定期的に、講座で『あの人』に会ってるのよね?」
質問には答えて貰えずに、逆に質問で返される。
椛「??
うん??そうだけど?」
ジョディ「なんでそんなに定期的に会ってるのに、逆になんでそんな質問出てくるの??」
その質問に、暫し間が生まれる。
先に声を発したのは椛の方。
椛「はいっ??」
椛(何を言ってるのか、この人は。)
人類全ての女子が、彼に惚れるとでも思っている様な発言に、思わずあんぐりしてしまう。
目の前に座るジョディは、椛の返答を待っている様で、ジッとコチラを見据えている。
椛(はぁ…。)
椛「『あの人』は大事な生徒さんだし、気も合うし、もちろん仲は普通に良いけど、そーゆー関係じゃないから私達。
友達よ!友達!!」
ジョディ「それはもう十分に分かってるわよ!
けど、あんなに良い男、目の前にしてよく普通にしていられるな〜って…」
椛(ジョディって思っていた以上に拗らせ系女子だな…
仕事はバリキャリのFBIなのに…
まぁ、恋愛に関して、私は人にとやかく言える立場じゃないか…)