第11章 追憶のカラクリ箱
空は黄昏がもうすぐ終わり、星が顔を出し始めそうな雰囲気だ。
安室「椛さんはこの後、時間はありますか?」
椛「えぇ、大丈夫ですけど?」
安室「もしよければ少し遠回りして、このまま夜景ドライブしませんか?」
椛「おぉ!良いですね!!
夜のドライブ好きです♪」
安室「それは良かった♪
何かリクエストはありますか?」
椛「えぇ〜、どうだろう?
あまり道は詳しくないので、安室さんのオススメのコースで!」
安室「承知しました♪
たまには音楽かけますか?
いつも僕たち話してばっかりで一度も音楽、車内でかけた事ないですよね。」
椛「おぉ!良いですね!!
夜のドライブっぽい!
かけましょう!!
いつも安室さんが、どんな音楽聞いてるか気になります。」
安室「えっ??そこですかw
そう言われると、なんか恥ずかしいですね。」
そう言いつつも、すでに音楽を聴くモードなのか、スイッチをオンにする。
するとスピーカーから流れてきたのは穏やか曲調のクラシックジャズ。
椛「おぉ!クラシックジャズですか!?
渋い!
車内が一気にバーみたいなりましたねw」
安室「あははは!渋いですか?
逆に椛さんは普段音楽何聞かれるのですか?」
椛「私はクラシックばかりですね。
クラシックは聞かれますか?」
安室「クラシックですか、良いですね♪
聞きますよ。」
椛「おぉ、それは嬉しいですね♪」