第11章 追憶のカラクリ箱
光彦・歩美・元太「「「好き好き好き好きすき焼き~♪
みんな大好きすき焼き~♪♬♬」」」
閑静な住宅街に響き渡る子供たちの歌声。
足どり軽く歌いながら歩く3人の後ろを、若干呆れ顔で後ろをついて歩く、コナンと灰原。
コナン「さっきからなんなんだよ。
その歌は、、、。」
元太「何言ってんだよ、コナン!
何て言ったって、今日はこれからすき焼きパーティーなんだぞ!」
コナン「そんなの分かってるよ…
だからってオメーら…
歌にしなくても、、、」ジト目
光彦「迷子になってしまった飼い犬を見つけたお礼に、すき焼きパーティーに招待して頂けるなんて、、、
少年探偵団大活躍ですね!」
歩美「あゆみ、すき焼き大好き〜!!」
そしてまた歌い出す3人。
光彦・歩美・元太「「「好き好き好き好きすき焼き~♪
みんな大好きすき焼き~♪♬♬」」」
哀「せめて、もう少し小さい声で歌ってくれない?
流石にちょっと恥ずかしいわ。」ジト目
大きな声で歌う3人をコナンと灰原は宥めながら、無事目的の場所に辿り着く。
表札には『神原』の文字。
高い位置あるインターフォンを元太が押す。
「どうぞ」というインターフォン越しの康彦の声と共に、門のロックが外れる。
中に入り玄関扉前に着くと同時に、内側から扉が開く。