第11章 追憶のカラクリ箱
椛「そう言って頂けて良かったです。
砂糖を一切使ってないので、市販のものよりも甘さは控えめですが、その分カロリーも低いし、添加物も入ってないです。
普段、食べ慣れてる味とは少し違うと思いますが…。」
藍子「あらそうなの??
それはすごいわね!!
主人は血糖値と血圧気にしてるので逆に有難いわ。
どんな味か気になるわねw
もう今すぐにでも頂きたいけど…
食後に皆で頂きましょう♪」
椛「そうでしたか…
血圧は今、いくつぐらいなんですか??」
藍子「う〜ん…
何もしなければ、上は180以上はあるかしら…??」
椛「おぉ…Ⅲ度ですか…。
かなりありますね…。」
康彦「発酵食品専門とは、どんなお仕事をされているのかね?」
康彦は彼女の仕事内容が気になるのか、質問を受ける。
軽く説明すると
藍子「それなら是非、私も講座お願いしたいわ!!
お友達も誘って良いかしら??」
椛「ありがとうございます。
もちろんです♪」
話を聞くと、どうやらご主人の血糖値と血圧が高めになってから、食事の改善努力をしているとのことだった。
これから先の話だが、数週間後、講座を受けた藍子とその友人達は、すっかり発酵食品にハマり、その後、彼女の教室の常連さんになる事となる。
そうして、『神原夫妻』とはこれから長い付き合いになるのだが…
それはまた少し先の話。