第10章 小さな探偵さん
~翌日の放課後 阿笠邸にて~
哀「はぁ~~~~!?
正体がバレたぁ!?」
灰原の絶叫に耳を塞ぐ、博士とコナン。
哀「何やってるのよぁ~!
あんなに『気をつけなさいよ』って言ったのに!」
コナン「だ~か~ら~、悪かったってば。」
哀「なんで上手くごまかせなかったのよ!
ちょっと…あなた最近、たるんでるんじゃないのぉ~?」ジト目
コナン「しゃーねーだろ!
おっちゃん眠らせて事件解いてる様子、動画に撮られちまったんだから、、、。」
そのコナンの言葉に、灰原の周囲一帯の空気が、凍りつくことを感じる。
コナン(げッ、、、
これはやべーな、、、。)
下を向いたまま、固まってしまった灰原をなだめようと、声をかける博士。
博士「お、おい、、哀くん~、、、。」
そ~っと、その場から逃げようと、忍び足で後ろに下がり始めるコナン。
哀「ちょっと!
なんて所、撮られてるのよ!!
あなたバカなの!?
もしもそんな動画で回って、奴らにバレたら、あなたも私も殺されるかもしれないのよ!
それに周りのみんなも危険に晒す事になるのよ!!」
最上級に怒り心頭の様子だ。
コナン「だから、悪かったって…
動画はちゃんと消してくれたし、データのバックアップも取っていないって言ってたから、出回る事はねーよ。」
コナンの説明に、あまり納得いっていない様子の灰原。