• テキストサイズ

ゼロの協力者 【名探偵コナン】

第10章 小さな探偵さん


結局、また言い合いを始めた赤井と椛を目の前で眺めていると、なんだか自分に起きた事が、大した事ない事に思えてくるコナン。

いや、実際はそんな事ないのだが…。



その後、話を戻し、そのまま暫くこれからの事と、多少の雑談をした。

そろそろ夕方を過ぎるので、コナンは毛利家に帰る時間だ。

赤井「椛はこの後暇なら、ここで一緒に夕飯を食べていけ。」

梢「え〜!いいのぉ?
やったぁ♪
ご馳走様です♪」

コナン(なんだかんだ、この2人は仲が良いんだな。
あと、そうだ最後に…)

コナン「椛さん?」

椛「なぁに?新一君?」

コナン「椛さんと安室さんって付き合ってるの?」

椛「えっ?付き合ってないよ?」

コナン「じゃあ仲間なの?」

椛「仲間?なんの??」

コナンはその言葉に暫く沈黙する。
そんな2人のやり取りを、赤井は側で見守る。

コナン「椛さんは…
安室さんに、あまり近づかない方がいいと思う。」

椛「…どうして?」

コナンの言葉に少しづつ胸が痛くなる事を感じつつ、言葉を返す。

コナン「まだ、色々と分からないことが多いんだけど、、、
安室さんは悪い人かもしれないんだ!!
と言うかその可能性が高い!
椛さんを利用して、危険な目に合わせるかもしれない!
だから出来るだけ、安室さんに関わらないで欲しい…」

椛(この言葉は流石に、中々くるものがあるな…

あんなに命を賭して、この国の為に人生を捧げてるのに…)

逆の立場だと思われている彼に、胸が締め付けられる…

本当の事を言えないもどかしさと悔しさで、手に力が入り、握る手のひらに爪が食い込む。
/ 1094ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp