• テキストサイズ

ゼロの協力者 【名探偵コナン】

第9章 芝浜離宮恩賜庭園


既に定年されているぐらいの年齢だろうか。

とても品があり上品なご夫婦に見える。

平日の朝からこんな庭園に来るのだから、まぁ、きっとそうだろう。

椛「ありがとうございます。
奥様も着物お好きなのですか?」

老婦「えぇ、もちろん♪
最近は帯を結ぶのが億劫になってしまって、ついつい遠のいてしまってるけど…

あら♪
お姉さん!!
もう目があまり良くなくてね。
遠目じゃ分からなかったけど、白大島だったのね。
素敵だわぁ♪」

2人が座るガーデンテーブルまでやってくると、安室と椛は席を立ち、老夫婦に『良ければどうぞ』と身振りをする。

老夫婦は軽くお辞儀をして、先ほどまで2人が座っていたガーデンチェアーに腰を下ろした。

老婦「その白大島、ご主人に買ってもらったの??
まだお若く見えるのに…
良いご主人ね♪」

椛「いえいえ、自分で求めた物です。
それに、彼とはそういった仲ではありません。一友人です。」

椛(本当の事は言えないので、とりあえずここは友人という事にしておこう。)

老婦「あら〜、そうだったの。
てっきりそう思ってしまったわ。
ごめんなさいね。

それにしてもそのお着物、ご自身で手に入れたなら益々凄いわね。」

そう言って上から下まで、まじまじと眺めている。
/ 1093ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp