第8章 裏の理事官
黒田「彼らの合格基準は5分以内。
平均は4分30秒。
まさか初めての挑戦で、ミスなく、しかもタイムを5分台に乗せてくるなんて正直驚いたよ。
本当に得意なんだな。」
そう言い黒田は満足そうな笑みを浮かべている。
黒田「ちなみに元にも戻せるか?」
椛「多分、大丈夫だと思いますけど…
やってみます?」
黒田「あぁ、頼む。」
そして今度は逆に元の形に組み立てていく。
その様子をまた満足そうに見ている黒田。
黒田(これは…
完全に棚ぼただな…。)
無事組み立て終わった物を黒田に差し出す。
それを受け取り仕上がりを確認すると
黒田「君は今すぐにでも、爆発物処理班に転職出来るなw」
軽く笑いながら言う黒田に対して
椛「いやぁ〜…
お褒めの言葉は嬉しいですけど…
転職はしたくないですw
流石にそれはお断りします…
流石にあまり関わりたくないですね。
そーゆー物騒なものは…」
黒田「まぁ、確かに。
遭遇しない事に越した事は無いがな。」
椛「ははは〜…
それはそうですよ。」
この彼女の処理技術が今後たびたび必要になる事を、この時の2人はまだ知るよしもない。。。