第1章 ファーストコンタクト
高木「どっちみち、トラックの運転手が目を覚ましたら話を聞く必要がありますね。」
目暮警部「そうだな…。」
コナン(状況からしてみて、あの下敷きになった男が毒物を仕込ませた可能性は限りなく低い…となると他の第三者がいると言う事になるが…。)
コナン「ねぇねぇお姉さん!」
カウンター女性「なぁに?小さな探偵さん?」
『探偵』という言葉を言われて、一瞬ギョッとした表情を浮かべるコナン。
気にする事なくコナンに微笑みかける女性。
コナン「お、お姉さんは何時ぐらいからポアロにいたの?」
カウンター女性「うーん、作業に集中してたから事細かに時計は見てなかったけど…
事件が起きる1時間ぐらい前かな?
どうでしょう?店員のお兄さん?」
安室に確認を取る女性。
安室「そうですね…
来店された時はまだあずささんも店内に居ましたし。
それぐらいの時間はいらしたと思いますよ。」
カウンター女性「もしかして坊やは私を疑ってるのかしら?」
言葉とは裏腹に表情は何故か楽しそうだ。
安室「この方が何かあの2人に店内で仕込む事はまず無理だと思いますよ。
来店されてカウンターの席に着いた時から全く動いてないですし。
それにあの二人組が来店してきたのはその後です。
二人組が来店する前に何か仕込むとしてもテーブル席にももちろんお手洗いにも入って居ないのだから全てが不可能ですよ。
僕はずっとカウンターからホールを見てたのでそれは保証します。」