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ゼロの協力者 【名探偵コナン】

第1章 ファーストコンタクト


安室「その男性は席について注文を待つ間に、こちらで出したお冷で薬を鞄から出して飲んでましたよ。
僕はその様子を注文頂いたコーヒーを用意しながらカウンターで見てました。
トラックが突入してくる20分程前ぐらいだったと思います。
コーヒーをお出しする時に薬の殻がテーブルに合ったので間違いないと思います。
残念ながら今はテーブルごとトラックの下敷きになっているので、すぐに殻は出てこないと思いますが。」

目暮警部「なるほど。ではトラックの撤去が完了出来次第、それはそれで探させよう。何か他に気になったり思い付いた点があれば教えてくれんか。」

小五郎「分かりましたよ警部どの!!」

目暮警部「んん?…何が分かったんだね?」

少し疑いの目を向けるような眼差しを小五郎に向ける。

小五郎「犯人はトラックの下敷きになった連れの男ですよ!!
どんな理由か分からんが、この2人は揉めていたようじゃないですか!!
積りに積もった怨恨を晴らす為に男の荷物に毒を忍ばせたんですよ!!」

コナン「それは違うと思うよ!!」

コナンが小五郎の話を遮り話し始める。

小五郎「あっ?なんだ?何が違うっつーんだよ!!」

コナン「だってあのおじさん、短気で気に入らない事にすぐ突っかかるような物言いだったよ!!
そんな人がいくら仲良くないからってそんな回りくどい事して人を殺そうとするかな?
それに2人はポアロで誰か人を待ってたみたいだし。
そんないつ死ぬか分からないような人と、わざわざ喫茶店で人を待ったりするかな?
もし一緒にいる時に死なれたら、側にいる自分に真っ先に疑いの目が向けられるの目に見えてるじゃない?
犯人がそんな事するかな?」

小五郎「このガキゃ〜!!」

安室「まぁまぁ毛利先生落ち着いて。コナン君の言うことは一理ありますよ。
トラックの件と言い、本当に運転手の不注意だったのか…。
狙ってここに突っ込んだ可能性だって無きにしも非ずですし…。」

コナンに掴みかかろうとする小五郎を宥める安室。
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