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ゼロの協力者 【名探偵コナン】

第44章 G線上のアリア



椛「そうだったんだね!
アコースティックも好きだけど、クラシックももちろん好きだよ?」

降谷「楽器の種類の違いもだけど…
今日こっちのギターを見せたかったのには、もう一つ実は理由がある。」

椛「理由?
何だろ?」

降谷「実は…
このクラシックギター、元々はヒロのギターなんだ。」

椛「えっ!?」
 

まさかそんな話が出てくるとは思わず、驚きの声を上げる。
 

降谷「アコギは普通に俺のギターなんだけど、このクラシックギターはヒロのだから…
最初はこっちを先に椛に見せたいと思って。」

椛「そうだったんだね…
そんな大切なギター、見せてくれてありがとう。
ヒロ君から昔貰ったの?」

降谷「ん〜、
貰ったといえば、間違っていないんだが…」

椛「?」
 

少し含みのある物言いに、椛の頭にクエッションマークが浮かぶ。
 

降谷「…物凄く正確に言うなら、掻っ払った。
しかも、ヒロに無断で…」

椛「えぇっ!?
どう言う事?」

降谷「…ヒロが亡くなった時、流石に喪失感が酷くて…
組織の合間に、ヒロの家に行ったんだ…
組織の人間としての家じゃ無くて、本当のヒロの家の方…」

椛「…」
 

静かに話し始めた降谷の話に、黙って耳を傾ける。

その横顔は、悲しみと懐かしさを讃えている様だった。
 
 
 


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