第44章 G線上のアリア
あまり注文し過ぎると、テーブルに乗らなそうなので、一先ずあらかた注文する品を絞り、店員に声をかけた。
注文が終わると、二人グラスを合わせる。
いつも通りお互いノンアルコールだ。
安室「市場調査の外食って、結構な頻度でよく行くんですか?」
椛「いや、特に頻度は決まってなくて…
気になったお店が出てくると、ササっと行くスタイルです。」
安室「なるほど、では突発的な一人で行く事が多いのでしょうか?」
椛「そうですね。
誘いやすそうなお店なら誰か誘って行く事もあるけど、基本的に今日みたいな、ちょっとコアなお店に行くことも多いので…
そう言う時は一人で、パッと行っちゃいますね。」
一人で飲食店に入ることに、全く躊躇いのない椛。
まぁ、そもそも誰かがいないと、どこにも行けないタイプでは絶対無さそうなので、特に安室もその点については驚きはしないが…
安室「そしたら、こういう機会があったら、これからは是非僕にも声をかけてください♪」
椛「えっ? いいの?」
安室「えぇ、もちろん!
椛さんとの食事は、新たな発見がいっぱいで楽しいですから♪
それに胃袋1つよりも2つの方が、お店に入った時、沢山色々食べれますよ?」
彼女に気を使わせない様に言ったのだろうか。
隣に座る安室は、とても楽しそうでご機嫌な表情に見える。