第43章 裏切りの擬装
ダメ押しで、カバンから財布を取り出すと、
中に入っている会員証を抜き、2人に見えるように差し出す。
会員証を見ると、流石にそれは嘘ではないと納得したようで、
無事(?)エージェント説は払拭出来た様だ。
その後、3人は事件現場の喧噪を抜けると、話を続けながら、歩道を歩き始める。
椛「2人はこれから、どこかに向かう途中だったの?
何かの帰り道かな?」
蘭「私たちはこれから、ライブのリハーサルに向かう途中だったんです。」
椛「ライブってこの間、ポアロでパート決めてたやつ?
もう本番そんなに近いの?
凄いね!」
蘭「いえいえ!違うんです!
それとは全く関係なくて別件です。
ちゃんとプロのロックアーティストのライブです!」
椛「プロ?」
園子「そうそう!波土禄道です!
知ってますか?」
椛「ちゃんと聞いた事はないけど…
存在は知ってるぐらい?」
蘭「コナン君と昴さんとこれから合流してから、4人で会場に向かう途中だったんです。」
椛「へ~、そうだったんだ。
なんだか珍しい顔ぶれだね。」
園子「椛お姉様はこの後、何か用事に向かう途中だったんですか?
もしよければ一緒に行きませんか?
お姉様のダーリンも来ますよん♪」
椛「えっ?」
思わぬ追加の登場人物の名前が上がって、声が漏れる。