第43章 裏切りの擬装
園子「しかも、ガキんちょからこの間聞きましたけど、クレー射撃の腕も相当なんですってね!!
これはもう、ズバリ!
完全に何かのエージェントで決まりでしょ〜!」
ビジッっと椛に向けて指をさし、
『決まった』と言わんばかりに決めポーズを決めた。
蘭「園子…」
蘭の園子を呼ぶ声に視線を向けると、少し困ったようにはにかむ蘭の姿が椛の目に映る。
蘭「あぁ~…
私も園子ほどじゃないけど、椛さんがそーゆー立場だと言われたら…
納得しちゃうかもしれませんw」
まさか、蘭にまでそんな事を言われると思ってなかった椛は、心の中で1人反省モードに入る。
椛(まじか~…
周りにプロフェッショナルが多すぎて、私の感覚バグリ始めてたかもな…)
園子「エージェントって事は、どんな任務を任されているのかしらん…
常に命と隣り合わせの危険な任務…
そしてその中で出会った運命的な恋!
はぁっ!
果たしてこの物語の行方は如何にっ♡」
胸の前で手を握りしめて、完全に自分の妄想の世界に入ってしまった園子。
身振り手振りを交えながら、いつもの1人劇場が始まっている。
その姿を、『また始まったよ…』と若干呆れた目で見ている蘭。
椛(当たらずも遠からずというか…
流石に大袈裟だけど、実はまぁまぁその線でいい線行って当たってたりして…)
園子の一人芝居の行方を、そのままもうしばらく個人的には眺めていたい気もするが…