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ゼロの協力者 【名探偵コナン】

第43章 裏切りの擬装



腰が悪いのか、足取り重く、その場を離れようとしている年老いた女性が目に入り、急いで駆け寄る。
 

椛「大丈夫ですか!?
一緒に逃げましょう!」

老女「あなた…」


老女に肩を貸して、その場を一刻も早く離れようとする椛。

それでも中々足取りはスピードが出ず、どんどん周りの人たちに抜かされていく。

確実に男との距離は近づき、刃物を振りかざしながらこちらに走り寄ってくる。
 

老女「もういいわ、お姉さん…
私のことは良いから、早く逃げなさい!」
 

後ろを振り向くと、もうこちらに狙いを定めた男と目が合う。

距離的にも、逃げるスピード的にも、流石にこのまま一緒に逃げ切ることは出来ないと思い、
肩にかけていた女性の腕を一度解くと、老女を庇うように前に立った。
 

老女「ちょっと貴方!」

椛「危ないので、後ろに下がってて下さい。」
 

椛が覚悟を決めると、完全に狙いを老女から椛に定めた男が叫び声を上げながら刃物を振りかざす。
 

椛(大丈夫、相手の動きをちゃんと見て…
たとえ刃物のリーチがあっても、あんな男より…
黒田さんの方が、よっぽど強くて速くて怖いわ。)


男が椛に向かって刃物を振りかざした瞬間、綺麗に軌道を読んで攻撃を避ける。

男は当たらなかったことに苛立ちを覚えたのか、再び振りかざしてくるが…
それも椛は攻撃を避け続ける。

しっかりと前を見据えて…
 

その表情は、静かな怒りに満ちている。
 
 


 
 
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