第42章 ポアロのギタリスト
椛「ううん、今はお風呂上がりのストレッチしてた。
事件に巻き込まれて大変だったね。
ご飯は?
お腹は空いてる?」
降谷「うーん…
食べずにそのまま来たから空いてるけど…
椛は?
流石にもう食べたよな…」
椛「うん、私は今日はもういらないかな…
零、何か食べるなら、朝作ったポトフと、
昼間に発酵させてたパン生地あるよ?
食べる?
食べるならパン焼くよ?」
降谷「椛はパンも焼けるのか♪
と言っても…
もう料理に関しては今更、
何を言われてもその程度じゃ驚かないが…」
椛「パンもアルコール発酵だからねw
お風呂も、出たばかりだから沸いてるよ?
先にお風呂入るなら、零入っている間にパン焼いとくよ?」
そこまで言うと、急に降谷に腕を引かれて再び抱きしめられる。
ギュッと背中に腕を回されキツく抱きしめられると、
椛も彼の背中に腕を回して抱きしめ返した。
降谷「俺は椛に甘えてばっかりだな…」
椛「えっ?
…そんな事ないと思うけど…」
降谷「うーん…」
椛「?
ここは私の家だし、私が家でご飯作るのは、零来る来ない関わらず、いつもの事だよ?」
降谷「んー…」
椛「?」
力がこもっていない返事に、食事の用意の事を言ってるのだと思い、すぐに言葉を返すが、煮え切らない声しか返ってこない。