第42章 ポアロのギタリスト
パソコン作業の続きをやろうと、デスクに座ると、少し眠い目を擦りながら、今日終わらせたかったところまで作業する。
集中するため、BGMをかけると、さながら夜のカフェの様な雰囲気になる。
椛(よし!
黒田さんへの日報も終わったし!
今日もお疲れ様わたし!)
凝り固まった肩を伸ばすため、腕を上げて体を伸ばす。
時間を確認すると、帰って来てから小一時間程経っていた。
まだ降谷はやってくる気配もなく、予定外の時間が出来たため、ゆっくりお風呂に入ろうと湯船を沸かす。
バスエッセンスを入れると、精油の良い香りが浴室に広がる。
1人でゆっくりと湯船に浸かる時間が、
椛は非常に好きだ。
椛(極楽すぎるのよね〜♪
お風呂って本当…)
身体の力を抜いて浴槽で身体を伸ばすと、ダラダラたっぷり湯船に浸かる。
現代人の宿命か…
ブルーライトに当てられて、疲れた目を閉じると、気持ちよさにそのまま寝てしまいそうになる。
満足ゆくまでお風呂を堪能した後、服を着て髪を乾かし終えると、お風呂上がりのストレッチを始めた。
パソコン作業や、立ちっぱなしの日はとにかく、身体が凝る。
椛(今日姿勢悪かったかな…
なんかいつもより血流が悪い気がする…)
凝り固まった身体を引き続き伸ばしていると、ふとインターフォンが鳴った。
どうやら降谷が帰って来た様だ。
オートロックをあけて、いつも通り玄関まで迎えに行く。
ガチャリと玄関扉を開けると、数時間ぶりの彼の姿がそこにあった。