第41章 親友との縁故
椛(まじか~…
そーゆー感じ??)
沖矢「くっくっくっくっくっくっくっ…」
そして運転席では、そんな皆の会話に、笑いを堪えられなかったのだろう。
沖矢の小さな笑い声が、シンとした車内に響いた。
沖矢「それだけ私達が、子供たちからしてみたら仲良く見えるという事でしょう。
残念ながら、君たちの期待を裏切るようで悪いですが、椛さんと私は、そのような関係ではないですよ。
本当に一生徒と先生です。」
沖矢も子供達に向かって説明をするが…
それでもやはり納得できないのか、眉間に皺を寄せたまま2人に視線を向けている子供達。
歩美「けど、この間のパフェ屋さんでも、昴さん、歩美達と座るって言ってたのに…
椛お姉さんをお店で発見したら、嬉しそうに椛お姉さん達のテーブルに付いてたよ?」
沖矢「それは今日、このクレーについての話を聞きたかったからですよ。
君たちが思っているような深い意味は、ない。」
元太「本当か?」
沖矢「君たちだっていつも、探偵団の仲良同士で楽しくしてるじゃないか。
それと同じさ。
共通の趣味と、話が合うからそう見えるのでしょう。」
光彦「そう言われたらそれはまぁ…
一理ありますけど…」
歩美「う~ん…」
唸る子供達と、困った様に苦笑いを浮かべる椛。