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ゼロの協力者 【名探偵コナン】

第41章 親友との縁故




後ろで盛り上がっている子供達には聞こえないよう、椛は運転席側に少し体を寄せて、沖矢に小さく声をかけた。

そして、そんな彼女の様子に合わせるように、小声で返事を返す沖矢。
 

椛「ふふ、平和な日常の一コマね♪」

沖矢「あぁ、そうだな。」
 

沖矢は運転中で前方を見ていたが、ちらりと一瞬、助手席に座る彼女に視線を向ける。

細められている目をうっすらとのぞかせると、一瞬微笑んで、再び前方に視線を戻す。

そんな彼の本来の一瞬の表情を、椛は見逃すことなく見届ける。

満足そうに微笑みを返すと、椛も視線を前方に戻した。
 
 

光彦「何を二人でコソコソ話してたんですか~?」

『むうっ』とした表情を浮かべた3人が、助手席と運転席の隙間から顔をのぞかせてくる。

歩美「歩美もお話の仲間にいれて~!」

元太「そうだぞ!
仲間外れはダメだぞ!」

椛(仲間外れって…w)

椛「別に大した話はしてないよw
『3人は仲良くて可愛いね』って話してたの。
ねぇ、昴さん?」

沖矢「えぇ、そんな君たちが目を光らせるような内容では無いですよ!」
 

大人2人からの言葉にあまり納得してないように、未だ疑いの目を向けている子供たち3人。
 

椛(なんだ?
今日、皆んなどうしたんだろ?)

 
 

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