第41章 親友との縁故
皆でまとまり歩きながら、歩道を進む。
軽快なトークが繰り広げられていた中、
一瞬で、鋭い視線を博士に向かって投げる灰原。
そして、そんな突き刺さる様な視線を敏感に感じ取ると、ビクリと反応を見せた。
博士「ギクっぅ〜!」
灰原「本当は、普通サイズでも食べさせたく無いのに…
さっきの、本気で言ってる訳では無いわよね?」
博士「すみません、冗談です…」
食事の件に関しては、完全に灰原に頭が上がらない博士を横目にしつつ…
みんなの様子を伺いながら、1番後ろを着いて歩くコナン。
コナン(パフェって…
そんなに喜ぶ事かよ…)ジト目
今日は、最近オープンして大人気と噂になってるパフェ専門店に、学校帰りに皆で行こうとなり、席の予約をしていた日だ。
待ちに待ったパフェの日に、やはり女の子だからだろうか。
いつも以上にテンションの高い歩美を先頭に、皆で歩いて向かっている。
歩美「あれっ?
あの、前から歩いてくるあの人って…」
先頭を歩いていた歩美が、見知った顔を見つける。
向こうも気付いたのか、片手を挙げて気付いた事を知らせる。
そのまま歩いていても、いずれ鉢合わせるが…
先に、歩美と元太と光彦が走っていって駆け寄っていった。
歩美「昴さん〜!」
光彦「こんな所でお会いするなんて奇遇ですね!」
元太「どこか出掛けてたのか?」
沖矢「えぇ、ちょっと書籍を買いに本屋まで。
皆は?
これからどこか行く途中なのかな?」
歩美「歩美達、これから皆んなでパフェ食べに行くんだよ〜!」
沖矢「パフェですか?
…もしかしてこの先にある、最近人気と噂のパフェ専門店ですか?」