第7章 緋色の友情
〜そして現在〜
今日も無事レッスンが終わり、最後に試食のランチを2人で頂いている。
最初の宣言通り仕込んだ『豆板醬』で作るこの『麻婆豆腐』は絶品だ。
暫くは各週で作って食べたいぐらいだ。
試食も終わり、食後の紅茶を入れる。
この食後の紅茶はいつも講座の後に、俺が入れることが今では定番の流れだ。
椛「今日の食後のお茶は何ですか?
秀一シェフ♪」
片付けが終わりソファーに座る彼女かこちらの様子を伺っている。
赤井「今日はカモミールとレモングラスの茶葉だ。」
椛「ほぉ~!
秀一が入れるお茶はいつも美味しいよね。
今日も楽しみ♪」
そう言って嬉しそうに微笑む彼女はたまに少女の様だと思う。
実際は同い年だが、、、。
本人にそのまま言ったら、拗ねそうなので口には出さない。
そしてこの食後のティータイムの雑談がまた楽しみだったりする。
赤井「そういえば、先日のミッドタウン杯戸の爆破事件、椛も現場にいたのか。」
椛「流石情報が早いね。
誰から聞いたの?」
赤井「毛利探偵の所の坊やだ。」
椛「あぁ、コナン君か。
私も最近、初めましてしたよ。
コナン君と仲良いんだね。」
赤井「仲が良いと言う言い方には語弊を感じるがな。」
椛「そうなんだ~。
今度、2人で出かけたいって言われたよ。」
赤井「は? 誰に??」
椛「だから、コナン君に。
2人で色々話したいんだって~。
なんか凄い私の事、疑ってるんだよね。
だから、ちょっと気が乗らないんだよなぁ。。。」
赤井「安心しろ、俺も当初から色々凄い疑われていた。」
椛「あははっ!!
それ全然フォローになってないからw」
至極真面目な表情で言うものだから余計に面白い。