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ゼロの協力者 【名探偵コナン】

第7章 緋色の友情


その後の状況と言えば、、、

ここまでバレると、中途半端に説明しては逆に彼女が危ないと判断し、FBIであることを明かし、キャメルとジョディの事も紹介した。

一通り説明が終わると

椛「分かりました。
大丈夫です、誰にも他言しません。
赤井さんがFBIであることも、その組織の事も。
もちろんジョディさんの事も、キャメルさんの事も。」

しっかり3人の目を見てそう伝えた彼女。
その言葉をどこまで信用できるのか。
もちろん確証は無い。
うまく言葉にする事は難しいが、その彼女の様子を見て大丈夫だと思った。

その後、彼女と話をしてると、思いのほか気さくで面倒見が良い女性と分かり、また同い年という事もあったのか、あっという間に打ち解けた。

今では良くも悪くも、まるで『昔からの地元の友達』の様な感じになってしまっている。

彼女と過ごす時間は心地よく、話し相手が少ない俺に取っては有難い話だ。

それに、彼女のお陰で料理の質と腕がメキメキとここ数ヶ月で一気に上がっている。

作っているのは俺だが、日々の食事が美味い事は有難い事だ。

それにまだ解明していないが、俺の正体を瞬時に見抜いた彼女の洞察力と判断力。

当初は多少探ったが、組織の人間でも無ければ、その他怪しい点は何も出て来なかった。

それに彼女はどう見ても『こちら側』の人間。
FBIの方で足がつかないと言う事は、本当に単に洞察力が長けているだけか、それかもしくは日本の警察関連の『知り合い』か何かがいるのだろう。

取り敢えず『俺たち』の敵ではないことは確かだ。

そして、彼女は『約束』をあの日からずっと忠実に守っている。

今はもう無理に暴く気はない。
そのうち分かるか、タイミングが来たら彼女の方から打ち明けてくる。

そんな気がしてる。
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