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ゼロの協力者 【名探偵コナン】

第40章 立夏の約束事



何故この一瞬で分かったのか分からないが…

察しの良い彼にバレてしまっては隠しようが無い為、椛は彼に向けて笑みを向けながら説明する。


椛「今日は、元々安室さん一緒に来る予定じゃ無かったし。
今回は、私からの安室さん初着物記念という事で♪」

安室「お気持ちは嬉しいですが、それはダメですよ。
僕が椛さんの分をプレゼントします。」

椛「えっ?
私は元々、今日買うつもりで来てるし。
安室さんは予定外だったじゃないですか。」

安室「それはそれで関係ないですよ。
僕が一緒にいるのだから、伝票は僕に下さい。」

椛「えっ!?
いや……まぁまぁ金額しますよ?」

安室「… 椛さんは、僕がそんなに甲斐性がない男だと思ってたんですか?」

椛「いやいやいや!!
そんな事は思ってないですけど…」

安室「それに以前、約束したじゃないですか?
僕が着物を着る時は、椛さんに見立てて欲しいと。
そして一緒にそれを着て、出掛けて欲しいと。
忘れてしまったんですか?」

椛「それは、忘れてはないですけど…」

安室「今日、僕を呉服屋さんに連れてきてくれて、そして反物を見立ててくれた御礼です。
それで良いじゃないですか。」

椛「安室さん…」



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