第40章 立夏の約束事
降谷「本当…
椛には敵わないな…」
椛「ふふふふふっ♪」
降谷「キス…
もう一度、椛からしてくれないか?」
椛「うん、いいよ…」
再び顔を近づけると、先程より噛む様な優しいキスが落ちて来る。
彼も応えるように口付けを返す。
腕を彼の首に回すと、椅子から立ち上がり、しっかりと背中に抱きつく。
上半身は何も身につけて居ない彼の肌から、ダイレクトに彼の熱い体温が伝わって来る。
口付けはそのままに、もつれる様にソファに移動して来ると、倒れ込む様に押し倒された。
椛「…んっ
ふぅ…」
逃げ場が無くなった椛は、そのまま彼にされるがまま…
朝から深すぎるキスに応えていった。
降谷「椛?」
椛「ん?なぁに?」
シャワーを浴び終わって、キッチンに入ってきた彼と一緒に横に並び、朝食の準備をしている。
準備と言っても、先に起きていた彼女が下準備を終わらせていたので、後は火入れして盛り付けするだけの状態だが。
降谷「今日は、俺が起きるどれぐらい前に先に起きてたんだい?」
椛「ん〜、1時間ぐらい前かな。」
降谷「そうか…」
椛「零の寝顔、可愛かったよ?」
降谷「…その可愛いは、褒め言葉になってない…」
椛「あはは〜!
そうだよね、それは失礼しましたw」