• テキストサイズ

ゼロの協力者 【名探偵コナン】

第38章 緋色の実情



赤井「…敵だとはもう大分前から思っていないし、それに関しては椛が自分から話してくれるのを、持つ事にしている。」

椛「秀一は一度決めた事に関しては、意志が固そうというか…
強いよね。」

赤井「…そんなこともないさ。」
 

間接照明と月明かりだけが差し込む室内は薄暗く、すべての物が昼間のように、はっきり見えるわけでは無いが…

最後は少しこちらに向けて、はにかんだ様な表情に見えた。


椛「これを機に、秀一と安室さん、手を組んだりしないの?」

赤井「…?」

椛「2人が組めば、組織の壊滅も大分近づくだろうし…
早まる気がするんだけど。」

赤井「なるほど…
椛にはそう見えているのか」

椛「?
どう言う事?」

 

赤井「俺と安室君はそんなに良い関係性では…
ない。」

椛「?
組織にいるとき、よく一緒に行動してたって前に言ってなかった?」

赤井「それはそう上から指示があってしたものだ。
当時から俺たちはあまり…
折が合わない。」

椛「えっ?
そうなの?
ちょっと意外…」

赤井「あの頃は間に入って、取り持ってくれていたスコッチがいたからな。
彼が楔になっていてくれていたからこそ、俺たち3人は成り立っていた関係だよ。」

椛「…そう…だったんだ。」

椛(ヒロ君…) 
 
 
 

/ 1094ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp