第5章 謝必安&范無咎
「范無咎は私が荘園に来た理由を知らないのか……」
『知っているはずがないだろう』
困り顔で私を見てくる范無咎が何だか可愛くて、抱きしめてしまう。肌はひんやりとしていて気持ちいい。
「私がここに来た理由は最高の快楽を探すためだよ。快楽の為ならなんだって出来る」
范無咎の唇を塞ぐ。彼の胸に触れている右手から鼓動が伝わってくる。
『無咎ばかりではなく、私も構ってください』
謝必安が私の下着を脱がせ、膣に指を入れてくる。
「ん…♡」
ここに来てから、少し感度が上がった気がする。
『可愛い声で鳴きますね』
私に組み敷かれる姿勢で抱きつかれている范無咎と、私の後ろから私の膣を弄る謝必安。
1番下の范無咎はさぞ困るだろう。
謝必安を1度退かし、范無咎のズボンを降ろす。
『…』
「君もどうせ良いだろう?」
そう言うと范無咎は口をキュッと結んでしまった。
『無咎、お前もこっち側へおいで』
謝必安に手を引かれて、私の後ろへ来る范無咎。
『さんはそこに手を着いて、私達に身を委ねて』
言われた通りに手を着き、謝必安達に尻を向ける。
『無咎、もうこんなにたっちゃって。可愛い奴だね』
『辞めろ…!』
私の後ろでとんでもないイチャイチャが始まっている。
『…さんのここ、もう十分濡れてますね?』
「君の指のおかげでね」
『嬉しい事言ってくれますね。……無咎』
謝必安が范無咎のモノを握り、私の秘部へと押し付けた。
『謝必安……っ』
『いいんですよ。さんの許可もあるんですから、好きにしてしまいましょう』
確かに許可はしているが、そういう風に言われるといきなり意識しだしてしまう。
確かに貞操観念は人より緩いが、私にだって羞恥心等は普通にある。
『、本当に良いのか?』
「良いよ」
何も聞かずに早くして欲しいところだ。
『い、入れるぞ…?』
ゆっくりと、范無咎のものが入ってきた。