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【第五人格】快楽至上主義

第4章 リッパー 〜睡眠姦〜


ーーージャック視点ーーー

新サバイバー、ヘドニスト。役職も荘園に来た目的も頭が悪そうで、正直荘園の主は何を考えているのかと思った。

しかし、暫くの間彼女の動向を探っていると、快楽主義者というのはお飾りでは無いことが伺えた。

既にサバイバーの男を3人食っているらしい。顔立ちは整っているし胸も大きいので、その辺の男を誑かすのは簡単だろう。

「……」

名前に聞き覚えは無いし、顔を見たことも無い。が、見ていると妙に腹が立ってくる。胸の奥がもぞもぞするような。得体の知れない気持ち悪い感覚が出てくる。

それと同時に、下半身が熱くなる。

この感情をどう形容するのかを私は知らなかった。

を犯したい。これ以外は無かった。

「次の試合はさんが参加予定ですか……」

漸く会えるのかと気持ちが踊る。しかしここである事を思い出した。

は試合をよくサボる事で有名なのだ。

痛いのは嫌だね、との事。

「……会えるといいのですが。」



次の日の昼。



これから試合だというところだが、だけがこない。

《待機中》

サバイバー達はまたか、といった表情で椅子に座って指示を待っている。

本日の編成は傭兵、呪術師、ヘドニスト、囚人。

普段なら囚人を追っているが、今日はヘドニストを追いたい。

出来れば2回か1回吊りつつ、5台分稼がせてヘドニスト以外のサバイバーは逃がしたい。

そうでもしなければ、ハンターの私はと関係は持てないだろう。

『やぁすまないね、おまたせ』

そう言いながらが入ってきた。しっかり来るのは珍しい。遅刻だが。

さぁ、試合開始だ。

視界の暗転と共に、フィールドへと移動した。
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