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【第五人格】快楽至上主義

第3章 ナワーブ・サベダー


『俺の、何が欲しいの?』

そう言い、ニヤニヤしながら入口と先っぽを擦り合わせるナワーブ。羞恥プレイか。悪くは無い。

「……ナワーブの、ちんちんが欲しい」

私がはしたない言葉を言うと、ナワーブは満足気に足を撫でてきた。

『…いい子』

その瞬間、私の中に太く大きなものが入ってきた。
今まで入れたどんな物よりも大きい。

「あ゛ぅ」

『すまん、もう我慢出来ない。動くぞ』

激しいピストン運動が始まり、ナワーブのモノが私の奥を突いてくる。

「ん゛ッ」

1回突かれる毎に子宮が刺激され、上手く呼吸が出来ない。
腰を掴まれているせいで逃げることも出来ず、私はただひたすらに快楽に溺れることしか出来なかった。

「ナワーブ、もう無理だっ、んぅっ」

涙で視界が滲む中彼を見ると、今まで見た事がない、オスの表情をしていた。

『、中に……奥に出すぞ』

低い声で囁かれる。彼の声は媚薬のように、私の中に入り込んで劣情をもたらす。

「来て、ナワーブ」

ナワーブが私を強く抱き締め、一番奥に精液を注ぎ込む。私もそれに応える様に、力の入らない腕でナワーブを抱き締めた。

「……気持ちよかったよ、ナワーブ」

『俺も気持ちよかった』

ナワーブの背中は汗ばんでいて、相当激しく営んだ事が伺えた。

「君もやる時はやるんだね、びっくりだ」

『お前にしかやらねーよ』

「お、告白かな?」

笑いながら彼を見ると、ばつが悪そうに目を逸らした。

「…すまんね」

力の入らない体を動かし、ナワーブの膝の上に頭を乗せた。

『は、可愛いよ』

諦めきれないような顔で、ナワーブが言う。その声があまりに優しくて、心臓が誰かに握られたような感覚がした。

このようなことは、しっかりと言わなくてはならない。

「私は人生をかけて最高の快楽を探しているんだ。君が求める関係には残念ながらなれないよ」

ナワーブは口を開いて少しして、閉じた。その後、ようやく諦めたように
『そうか』
と言った。

「まぁ恋愛は出来ないだろうが、私は君の事を友人として好いているよ。これからもよろしく頼む」

私がそう言うと、彼は優しく笑って頷いた。

私とナワーブのこの関係は、きっとこのままダラダラと続いてくのだろう。






ーナワーブ編終ー
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