第2章 イソップ・カール 〜監禁〜
ガチャ、バタンという異音で目を覚ました。
また倒れたかと思いドアの方を見ると、試合後とは思えない程綺麗なイソップが居た。
「おかえりイソップ。試合はどうだった?」
イソップはなんとも言えない顔で答えた。
『3回とも引き分けでした』
「の割に綺麗だね?」
『ほとんどチェイスしていないので』
そこで会話が途切れる。正直、私は無言の時間は好きではない。
『さんはずっとその姿勢だったんですか』
私が変な体勢で寝ているから、流石のイソップでも心配してくれているらしい。
「いや?何度も動き回って最終的にこうなっているだけだから、気にしなくていいよ」
『そうですか……』
そう言いながら、イソップがこっちに向かってくる。
『さん、すみません』
「ん?」
イソップが私の胸に顔を埋めてくる。撫でてやりたいが、縛られていては何も出来ない。
「イソップ、縄を解いてくれないか?今は逃げないからさ」
『今はっていうのが気になります』
「気にすんな、解いて欲しいんだよ」
悩んだ後に縄を解いてくれるイソップ。
「ありがと」
イソップを抱き寄せ、優しく撫でる。イチャイチャセックスも悪くは無い。というか結構好きな方だ。
『さん』
押されたのでどいてみると、イソップのものが既にギンギンになっていた。
「あは、凄いね。する?」
『します』
性癖こそ歪んではいるが、知識は乏しい純粋なイソップは前戯なんか知らない。
そのまま、生で挿入してくるイソップ。やはり、イソップのは気持ちいい所に当たって私好みだ。
『さん、キスしてっ』
「いーよ♡」
必死に腰を振るイソップに軽く口付けをする。自分の気持ちよさに正直になっているイソップはかなり好きだ。
『さん、さ、イきます……!』
「うん、いいよ。全部出して」
『〜〜ッ!』
奥の方で出ているのが分かった。本能のままする交尾も悪くない…。
『さん、胸、吸っても良いですか…?』
恐る恐る聞いてくるイソップ。甘えたい盛りの子供の様だ。
「良いよ、好きにしな」
イソップは嬉しそうに胸に吸い付いてきた。
ずっとイソップの所に居続けるつもりは無いけど、暫くは付き合おうと思った。
ー納棺師編終ー