第13章 六道骸
「ひいっ、こえぇ〜〜!!」
「クフフフ、しかし君たちのことをしばらく観察させてもらい、二人の関係性が見えてきましたよ。アルコバレーノはボンゴレのお目付け役ってわけですね。」
「ちげーぞ。オレはツナの家庭講師だ。」
「クフフフ、なるほど。それはユニークですね。
しかし、先生は攻撃してこないのですか?僕は2人を相手にしても構いませんよ。」
骸は2人ほ挑発するように言った。
「掟だからだ。」
「掟ときましたか。また実に正統なマフィアらしい答えですね。」
「それにオレがやるまでもなくお前はオレの生徒が倒すからな。」
リボーンは骸に挑発で返した。
「な、、!おい、リボーン!」
「ほう、それは美しい信頼関係だ。面白い、いいでしょう。」
ヴヴン、、
また骸の目の数字が変わり、それと同時に何かが落ちてきた。
「蛇だ!!」
落ちてきた物体の正体は蛇だった。
「ひいぃ!来たぁ!!」
落ちて来た蛇はツナに一直線に向かっていった。
「あ!こ、これも幻覚なんじゃ!」
「正真正銘の毒蛇ですよ。なんなら咬まれてみますか。」
「そ、そんな!」
「第三の道、畜生道の能力は人を死に至らしめる生物の召喚。さあ、生徒の命の危機ですよ。いいんですか?」
骸はリボーンに聞く。
毒蛇はツナに襲いかかる寸前だ。
「ひいぃ!!やめて!助けて!!」
「あんまり図に乗んなよ、骸。オレは超一流の家庭教師だぞ。」
ギュン!!!
「!」
リボーンが答えた瞬間、骸に向かって何かが飛んできた。
骸は飛んできた物体を弾いた。
「トンファー!?」
飛んできたのはトンファーがカラカラと床に落ちた。
「10代目、、!伏せてください!!」
「え!?」
ドガガガガ!!
「うわあ!!!」
ツナの周りで爆発が起こった。
「、、!!」
「遅く、なりました。」
「雲雀さん!!獄寺くん!!」
ボロボロの雲雀と獄寺が支え合いながら追いついた。
「仮は返したよ。」
「いでっ!」
(す、捨てた、、!)
雲雀は支えていた獄寺を放した。
「分かったか骸。オレはツナだけを育ててるわけじゃねーんだぞ。」
この光景を見てリボーンは骸にそう言った。