第13章 六道骸
「君に言われたくありませんよ。呪われた赤ん坊、アルコバレーノ。さあ、次の能力をお見せしましょう。」
「っ、、、!」
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「ツナくん!みんな、、!!」
永茉は骸によって閉じ込められた空間でツナが骸と闘う様子を見ていた。
しかし、向こうから永茉のことは見えていないようだった。
「どうにかして出ないと、、」
永茉は空間から出ようと立ち上がった。
「、、罪のないフゥ太を、永茉さんをこんなにして、、
六道骸!!人を何だと思ってるんだよ!!」
「、、おもちゃ、ですかね。」
「っ!!」
(おもちゃ、か、、、)
「はっきり言われると、辛いなぁ、、」
聞こえてきた骸の声に永茉に目からは涙が出てきた。
「ううん、気にしちゃだめ。早く出口を探さないと、、」
永茉はまず空間に攻撃してみることにした。
「はあっ!!!」
殴る、蹴るをしてみたが空間に変化は起こらなかった。
「流石に、あの頃より力つけてるわね、、」
永茉は空間から出ようと攻撃を続けたが、出ることはできなかった。
「ハァ、ハァ、、」
永茉はとうとう膝をついた。
「ツナくん、、リボーン、、」
永茉はツナを見ながら膝をついた。
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「行きますよ」
骸は持っていたトライデントで床を1度突いた。
すると床に亀裂が入り、崩れた床は浮いた。
「そ、そんなぁ!!建物が!!
フゥ太!!ビアンキ!!リボーン!!!」
「ちっ。」
崩れた床から、倒れていたフゥ太とビアンキが飲み込まれていた。
「わわっ!うわああぁ!!」
ツナ自身も崩れた床に飲み込まれそうになっていた。が
バキッ!!
「ブ!!いでーーー!!」
落ちたと思われていたリボーンが思いっきりツナを打った。
「何すんだよリボー、、んっ?えっ、あれ、、?」
打たれた後ツナは部屋が何もなっていないことに気づいた。
「じ、、地面が戻ってる、、」
「お前がみたのは幻覚だぞ」
「へっ!幻覚!?」
「クフフフ、やりますね。見破るとは、さすがアルコバレーノ。
そう、第一の道、地獄道は永遠の悪夢により精神を破壊する能力。」
それを聞いたツナの背中に悪寒が走った。