第12章 襲撃
「だ、大丈夫なのか!?レオン、色んなものにかわりっぱなしだぞ!」
「尻尾が切れて形状記憶の制御ができなくなってるんだ。」
レオンは相変わらず変化し続けている。
「退きなさい!!」
ガラガラと担架で人が運ばれてきた。
乗っていたのはリーゼントが特徴の男。
風紀副委員長の草壁さん!!
病院から出てすぐにやられたんだって!
周りの生徒がザワザワし始めた。
「永茉、レオンを頼む。」
「え、うん!」
「おい、リボーン!」
リボーンはレオンを永茉に託し、草壁の元へ向かった。
そして草壁の歯の数を確認して戻ってきた。
「おい、何してんだよ!」
「他に考えにくいな。」
「リボーン?」
「ケンカ売られてんのはツナ、お前だぞ。」
「へっ!?」
「!!」
「ケンカ売られてるって、どー言うことだよ!!」
リボーンは被害者の順番と抜かれた歯の数が一致していることに気づき、歯でカウントダウンをしているという。
「カウントダウンに気づいてピンときたんだ。コイツを見てみろ。」
「なになに?」
「並盛中のケンカの強さランキング?これがどうかしたのか?」
リボーンが渡したのはランキング表だった。
「おめーは鈍いな。襲われたメンツと順番がピッタリ一致してんだ。」
「えーー!?マジかよ〜〜!?」
「リボーン、このランキングって、、」
「あぁ。フゥ太のランキングだぞ。」
ツナは再度しっかりとランキングを見た。
「4位の草壁さんが襲われたってことは次は3位の人が狙われるってことじゃん!!」
「あぁ。」
「!!ツナくん!3位って、、!!」
「!!嘘だろーー!?ど、どーしよリボーン!!」
「ヤベーことになってきたな、、」
リボーンは1回考えるとツナに言った。
「お前が行け。オレは気になることを調べる。」
「オレーー!?」
「あたりめーだ。永茉も1人にできねーんだ。」
「た、確かに、、」
「リボーン、私は1人でも、、」
「何言ってんだ。草壁を見ただろ。病院出てすぐにボコられてんだ。」
「は、はい。」
「と言うことだ、頼んだぞ。」
「ツナくん、気をつけて。」
「は、はい!」
ここでツナと永茉、リボーンの2組に分かれた。