第12章 襲撃
「永茉。」
「リボーン、、」
「お前、単独行動するんじゃねぇぞ。」
「、、、」
永茉は黙って下を向いている。
「すまんな雪月。しかし、言っておいたほうがいいと思ってな。」
「ううん、、ありがとう、、。
ごめん、外にいるね。」
「うろちょろすんなよ。」
「うん、わかってる、、」
永茉は病室の外に出て近くの椅子に座った。
「あ!永茉さん!」
「京子ちゃん。」
お見舞いに来た笹川京子が走って近づいてきた。
「お兄ちゃんが怪我したって本当ですか!?」
「うん。さっきお見舞い行ったの。元気そうだったよ。」
「本当ですか!?ありがとうございます!」
永茉の話を聞くと京子は了平の病室に向かった。
「、、、ハア。」
永茉はしばらく椅子に座って俯いていた。
するとツナとリボーンが病室から出てきた。
「あ、永茉さん!よかった!」
「ツナくん、リボーン。笹川くんは?」
「京子が来たからな。オレ達はお暇したぞ。」
「そっか。」
「そんなことより永茉さん!今クラスメイトから聞いたんです!風紀委員だけじゃない、並中生が無差別に襲われてるんだって!!」
「!」
「でも今ここに来る時、草壁さんが言ってたんです!雲雀さんが黒曜中に向かったって!」
(草壁さん、、?)
「だからオレ達!きっと助かりますよ!」
「うん、雲雀くんが行ったなら大丈夫だね。」
永茉の顔は少し安心した表情になった。
「とりあえず、永茉を家に送るか。1人で帰らねーほうがいいからな。あいつら、いい部屋借りたって気聞いたぞ。」
「そうね。セキュリティとかしっかりしてるよ。」
「じゃあ安心だな。行くぞ。」
永茉も立ち上がり、3人で足を一歩出した瞬間、
ブチっ
「ひぃっ!」
「!」
「何だこりゃー!」
「レオンの尻尾が切れたんだ。」
「ヒィ!キモい!つーかカメレオンって尻尾切れるのーー!?」
「リボーン、これが起こるって、、」
「ふむ、不吉だ。」
そしてレオンは形を変え色んなものに変形しだした。