第18章 突然の幼児化
「ベリアン、あがと♪ ムーちゃん、ごはんたべいこー? あ、ハーくん、あんまりわらったらベリアンかわいそだよー!」
ハデス「ハハハ(笑) そ、そうだな(笑)」
ベリアン「ハデスさんこれは一体。。。」
りあなとムーちゃんが部屋を出て行った後、ベリアンに説明をしたハデスは、数日で、元に戻るはずだと伝えた。
小さくなったりあなは、猫耳をピコピコさせたり、しっぽをゆらゆらさせながら廊下をムーちゃんと一緒に歩いていた。
大きい階段を目指して歩いていると、医務室の扉が開き、中からハウレスが出てきてびっくりしていた。
ハウレス「では、ルカスさん。治療ありがとうございました。ル、ルカスさん!!」
ルカス「ん? ハウレスくん、どうしましたか?」
ハウレス「えーと。。。どうなってるんでしょうか。。コレは。。。」
ルカスは、ハウレスの目の先にいる人物の方に医務室から出て視線を落とすと、小さくなって尚且つ猫耳と尻尾を生やした、りあなとムーちゃんがいた。
ルカス「おやおや、りあなとムーちゃん。こんにちわ。」
りあなは、イタズラしたい衝動にかられたが、すぐに記憶が抜け落ちるのだった。
「う? くろねこさん、コレだれ?」
そう言って、りあなが指さした方には、ルカスが立っていた。
ムー「え!? 誰って、ルカスさんですよ。りあな様。って、黒猫さん? 僕の名前はムーですよ。。」
「???」
考え込む仕草をしたりあなに、ムーちゃんも訳が分からず困惑していた。
ふと、なぜ今自分がここにいるのか分からなくなったりあなは、目の前の人たちに、聞くのだった。