第18章 突然の幼児化
コンコンッと、扉のノックが聞こえた後、ベリアンからハデスに問いかけがあった。
ベリアン「ハデスさん、ムーちゃんから呼ばれて来たのですが、何がありましたか?」
ハデス「悪い。ベリアン。。とりあえず入れば分かる。。」
ベリアンは、訳が分からず。「失礼します」と扉を開けて部屋に入ってきた。
ベリアンが部屋に入ってベッドを見た途端、びっくりしすぎて固まっていた。
ムー「?? ベリアンさん、どうしたんですか?」
ムーちゃんは、ベリアンの前に行くと顔を覗き込んでいた。
その姿を見たハデスは、そらそうなるか。。と苦笑いしていた。
ベリアン「え。。と。。ハデスさんの隣に立ってる子は。。どなたですか?」
ハデスは、ベリアンからの返答に声を出して笑ってしまった。
ハデス「っくくく(笑)」
何か間違った、返答をしてしまったのでしょうか?
ベリアン「え。。ハデスさん? どうなさいました?」
ムーちゃんが、ベッドの上に立っている小さい子を見て、髪の毛の色と瞳の色を見て直ぐにわかった様で、飛んで行くのであった。
ムー「りあな様ぁ~、どうしたんですか!! なんか、小さくなってます!!」
ムーちゃんのその声を聞いて、ベリアンは、ベッドの上に立ってるのが、りあなだと知るのだった。
「えーとね。。(よなかね、そといったの。で、みずたまりであそんでかえってきて、ねて、おきたら、こうなってたの!)」
ムー「ほえ~。。不思議な事もあるんですね。。。」
ムーちゃんの後ろに、ベリアンがいるのを見ていつもの癖でベッドから降りようとするも、足が床に届かず、ベリアンに声をかけるのだった。
「ベリアン、おててちょーだい?」
ベリアンは、戸惑いながらも、ベッドの前に移動し片膝をついて、しゃがむとベッドの上から手を伸ばしてるりあなの両脇に自分の腕をまわし、抱っこして下ろしてあげるのだった。