第18章 突然の幼児化
【デビルズパレス りあなの部屋】
ハデス「おーい、りあな。昼になっちまうからそろそろ起きろー?」
ベッドで寝ているりあなの布団をめくったハデスは、ムーに、ベリアンを読んできて欲しいと頼んだ。
ハデス「!? ムー。。悪いが。。ベリアンを呼んできてくれるか?」
ムー「??? 分かりました!」
そういうとムーは、ベリアンがいるであろう広間へ向かって行くのだった。
ハデスは、猫耳と尻尾を生やした幼児化したりあなを見て、「どう説明すっかなぁ。。」と頭を抱えて悩んでいた。
数分後、りあなが目を擦って欠伸をしたと思ったら、身体を起こしてハデスの方を向いて「おあよ」と挨拶するのであった。
ハデス「りあな、おはよ。幼児化してんぞ。」
「ふぇ? ありゃりゃ。。」
自分の両手と両足を見たりあなは、ベッドの上に立ち上がると、目線がだいぶ低くなってる事に気づいて、「あーあー。。やっちゃった。。」と呟いた。
小さくなったりあなは、ハデスに鏡を見せてもらうとびっくりしていた。
なぜって。。頭に猫耳、お尻に尻尾がある状態で見た目2歳位になってたからだ。
「ハーくん。。どしよか。。」
ハデス「いや、俺に聞かれてもな。。戻るまで待つしかねぇーだろーよ。」
「だよね。。。ま、いーか。」
屋敷の外の見回りを終えたアザゼルとゼウスも戻ってきて、小さくなったりあなを見てビックリはしたものの、またか。と額に手を当てため息を着くのであった。
アザゼル「!? 姫さん、夜中もしかして。泥遊びでもした?」
「んーとね。。みずたまりは、はいった。」
ゼウス「屋敷内にあった猫の足跡は、りあなのか。。。」
「へ? あしあと? なんのこと?」
ハデスも、ゼウスも、アザゼルも、それが原因か。。と互いの顔を見合わせてため息を着いていた。
⚠猫化した状態で、水遊びor泥遊びすると、どういうわけか分からないが、翌日には、2歳位の姿になるのである。