第15章 猫になる
ハウレス「りあな、天使と戦うのはなるべくなら避けてくれ。俺達が気が気じゃないからな。。危ない事は俺達に任せて欲しい。いいか?」
心配そうな表情のハウレスからそんな事言われたら。。うんって言いたくなるけど、守られてばかりは嫌だと感じたりあなは。。。
「んー。。やーだ♪♪ 命を懸けて戦ってるハウレス達は、偉いと思うよ? でもね、ハウレス達が傷つくのを黙って見てられるほど、うちは薄情じゃないからね♪♪ この世界の天使に対しての憎悪は、うちだって持ってるんだから、無茶はしないって約束はするけど、戦う事に関しては、うち一人じゃないから安心してよ♪」
ハーくん達も一緒だから。と付け足して言うりあなは、ハウレスを安心させようと頭を撫でるのであった。
ハウレス「はぁ(ため息)わかった。無茶だけはしないこと。約束だぞ。」
「うん!約束♪♪ あ、因みに破ったら、どうする?」
ハウレス「それは、破る前提の話か?」
「え。。いや。。そういう訳じゃないけど。。。」
ハウレス「ふぅ。。。そうだな。。約束破ったら、りあなにも稽古に参加してもらう。」
「はーい!」
ハウレスは、ため息ついた後に、なんで嬉しそうなんだよと思っていた。
ガチャッと、扉が開いたかと思うと。ベリアンと共に、ムーちゃんが入ってきた。
ベリアン「おや、りあな様。ルカスさんの所から戻られてたんですね。」
「あ、ベリアン!うん!いまさっき戻ったの。」
ベリアン「ふふふ(微笑む) それなら良かったです。ムーちゃん、りあな様に失礼のないようにね?」
ムー「はい!ベリアンさん、ありがとうございました!」
ベリアンは、りあなに「失礼しますね」と声かけしてから扉を閉めて、移動して行った。
ムーちゃんが、ふよふよと宙を浮いてりあなの方に移動をしてくる。