第11章 猫執事とロノのスープ
ルカス「ん? りあな様、今何を考えましたか?」
「な、何も考えてないよ! うん。(汗)」
ルカス「ふむ。。そうですか?」
「そ。。。そうだよ。。(汗)」
ロノ「それで、りあな、この猫どうする?」
「そ、そうだね。。。追い出すのは可哀想だし。。んー。。。ここに置いてあげよう? だめ?」
ベリアン「ダメだなんて、そんなことありませんよ。りあな様がお決めになった事を否定する人間はここには居ませんので安心してください。」
謎の猫「ありがとうございます!一生懸命、働きますね!」
ベリアン「猫さん、今この時をもって。。。りあな様が貴方の主様です。ちゃんと、執事らしい礼儀作法を覚えてもらいますからね。。それと、りあな様からの願いで、お名前で呼んであげて下さいね。」
謎の猫「了解いたしました。よろしくお願い致しますね、りあな様♪♪」
「うん、これから、よろしくね。」
ロノ「今日から俺の後輩ってことだな。。よろしくな、猫!」
謎の猫「はい!よろしくお願いします!」
ルカス「うーん。。。」
ルカスは静かに目を閉じて何かを悩んでいた。
ベリアンは、そんなルカスに声をかける。
ベリアン「どうかしました? ルカスさん。」
ルカス「いや、[猫ちゃん]ってなんか、他人行儀な気がしてね。。せっかくなら、名前を付けてあげた方が良くない?」
フルーレ「そうですか? 俺は、猫のままでいいと思いますけどね。。」
ロノ「ん?首輪になんか書いてあるみたいだぞ。。えーと。。MUU。。。。ム。。。ウ。。。ムー?」
フルーレ「ムー? もしかして、それがキミの名前なのかい?」
ムー「なるほど。僕はムーという名前なんですね。」
フルーレ「間抜けな響きが愛らしくて、いい名前だね。」
(フルーレ。。意外と辛辣だ。。。)
ロノ「フフ(笑) ︎おい、フルーレ! そ、そんな事言ったら、ム、ムーが可哀想だろ。」
ムー「そう言いながら、顔は笑ってますけど。。」
ルカス「それでは、ムーちゃん。これからよろしくね。」
ムー「はい!よろしくお願いします!」