第11章 猫執事とロノのスープ
ロノ「なぁ、フルーレ。こいつに燕尾服を作ってやれよ。」
「ロノ、いきなり言われたら、フルーレ困ると思うよ。。」
ロノ「りあな、大丈夫すよ。フルーレの仕事は衣装作りなんで。ちょちょいと作ってくれますって。」
「いや。。そういう問題じゃなくて。。。」
フルーレ「りあな様の言う通りだよ。ロノ。服を作るのは大変なんだから、そんな簡単に言わないでくれる?」
フルーレとロノのやり取りを聞いていたりあなだったが、ぐぅーっとお腹の音がなってしまい、ロノの服の袖をクイクイッと引っ張った。
ロノ「ん? りあな、どうしたんすか?」
「話途中にごめんなんだけど。。。ロノ。。スープ貰ってもいいかな?」
ロノ「もちろんすよ!ちょっとまっててくださいね、すぐ持って来るからさ!」
「うん、ありがとう!!」
数分後、ロノが厨房からスープの入ったお皿を持ってきてくれた。
ルカスに促されて、席へ座り、ロノが持ってきてくれたスープを1口、また1口と食べるりあなだった。
ロノ「りあな、味はどうすか?」
「ロノ、美味しい♡ 鶏ガラスープかな? すごい美味しいの♡」
ロノ「へへへ// 喜んで貰えて良かったすよ!」
ロノ達に見守られながら、スープを完食したりあなだった。
ルカス「りあな様、完食されて偉いですね。」
ルカスはりあなの頭を優しく撫でて、褒めてくれた。
嬉しそうに笑うりあなを見ていた、ロノ達も嬉しそうに笑うのだった。