第11章 猫執事とロノのスープ
ベリアン「ところで皆さん、騒がしかったようですが一体何があったんですか?」
ロノ「あぁ。。。。それが。。。。」
そういうとロノはちらっと冷蔵庫の方に視線を向けため息をついていた。
ロノの目線の先にいたのは。。。。
謎の猫「うま。。。うま。。。このササミ美味しいですね!」
(あ、ムーだ。。)
ロノ「この猫が、厨房の鶏肉を勝手に食べてて。。。」
謎の猫「すいません。。。お腹が空いててどうしても食べたくなったんです。。」
(あらら。。苦笑)
ロノ「だからといって、盗み食いをして良い理由には、ならねぇだろ。。。」
ロノは、少し呆れた表情をしながら言っていた。
ベリアン「なるほど。。それで、騒がしかったのですね。。」
ルカス「それにしても、喋るなんて不思議な猫ちゃんだね。。猫ちゃん、君はどこから来たのかな?」
ロノ(空からだな。。)
(うん、空からだね。。。)
謎の猫「え。。えっと。。。空から落ちてきたみたいですけど。。。」
フルーレ「みたい。。? 自分のことなのに、分からないのかい?」
フルーレも呆れ半分、怪しさ半分で表情に出ながら猫に対して聞くのであった。
謎の猫「それが。。。ここに来る前の事は、何も覚えてないんです。。」
ルカス「記憶喪失ってやつかな。。?」
謎の猫「た、多分、そうです。。。」
フルーレ「喋るし、空から降ってきたし。。更に、記憶喪失だし。。。キミ、怪しすぎ! もしかして、天使のスパイなんじゃないの?」
謎の猫「ち、違います!ボクは、スパイなんかじゃありません!」
ロノ「さすがにこんな小さな猫がスパイな訳ねぇだろ。。」
(スパイと言うよりも、ロノ達を導く存在?だった気がするんだけどな。。。違ったっけ?)
フルーレ「うーん。。。ま、それもそうか。。。」