第11章 猫執事とロノのスープ
【デビルズパレス 食堂】
ボスキ「りあな、こっちだ。」
ボスキにエスコートしてもらって食堂に入ったりあなは、長いテーブルに沢山の椅子が置かれており、ゲームで見たまんまの装飾や家具たちに目を輝かせていた。
ロノ「あ、りあな!目が覚めたんすね、良かった。。」
フルーレ「りあな様、目が覚められて良かったです! あ、改めまして、俺は、衣装担当ですのでお召し物に関する事は、このフルーレにお任せ下さいね!」
「ロノ、フルーレ、心配かけてごめんなさい。ありがとう。」
ボスキ「りあな。フルーレは、裁縫が得意で洋服を一から作るんだ。だから、もし着てみたい服などがあれば、フルーレに頼むといい。」
フルーレ「何なりと、りあな様。」
「一から服が作れるのはすごいと思う。。あ、でも。。フルーレの仕事の邪魔にならなければ、別の日に作ってもらいたいものがあるんだけど。。いいかな?」
フルーレ「はい!もちろんですよ! それに、俺にとって服を作る事が仕事なので、全然りあな様が邪魔だなんてそんな事ありませんから安心してくださいね!」
「良かった。。。ありがとう、フルーレ♪」
ボスキ「りあな、良かったな。」
そういうとボスキは、りあなの頭を優しく撫でるのであった。
ボスキ「りあな、悪い。席を外すな。後は、ベリアンさんに任せるから安心しろ。」
そういい、ボスキは広間に戻ってきたベリアンに声を掛けに行き、りあなの事を頼むと自分の仕事をしに戻って行くのであった。
ベリアンは、ボスキに頼まれた為、食堂に足を運び、りあなの元へ行く。
ベリアン「りあな様、良かった。お目覚めになられたんですね。。」
「あ、ベリアン。ご心配おかけいたしました。。」
りあなは軽くお辞儀をしていた。
そこにルカスも一緒に来ていた。
ルカス「あぁ。良かった。りあな様、起きられたんですね。。」
「ルカスも、心配してくれてありがとう。。」
ペコッとお辞儀をしたりあなの頭を優しく撫でるルカスは、「頭を下げなくて大丈夫ですよ」と優しい声色で言うのであった。