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悪魔執事の主様は猫天使。

第9章 猫天使様


ゼウスは、「また何かあれば呼べ。」と声をかけた後天界に帰って行った。

りあなが、アザゼルの手を繋いでご機嫌でデビルズパレスの屋敷内に入っていったのである。

広間に入ったりあなを、待ち受けていたのは。
額に青筋をたてたハデスだった。



【デビルズパレス 広間】



ガチャッと広間の扉を開けたりあなは、目の前で仁王立ちして後ろに青い焔を纏っているハデスを見てアザゼルの後ろに隠れるのであった。

ハデス「りあな。お前、居なくなったと思ったら、街で何してきた?(黒笑)」

「え。いや。えーと。。な、何もしてきてないよ? うん。」

ハデス「ほぉー? じゃあ、りあな。お前の腰に装着されてるその”妖刀”はなんだ?(黒笑)」

りあなは、自分の腰に装着していた妖刀の存在を思い出して、サーッと血の気が引いていくのがわかった。

「。。。。。。。。ご。。ごめんなさい。。」


はぁ~と大きなため息をついたハデスは、アザゼルだけじゃあ止められないことを知っていた為、それ以上は怒るのを辞めるのであった。

ハデス「で? 執事たちには、どう説明するんだよ。”猫天使様”?(黒笑)」

「え!? あ。。。え。。。」

アザゼル「姫さん、正直に言った方が楽かもよ? ハデスの後ろにベリアン達が立ってるし。。。きっと、サイレン聞こえて街に行ったであろう、ハウレスとロノから報告上がってると思うからさ。。。諦めよ?姫さん。。」

明後日の方を見ながら、アザゼルが言うもんだから。。
どう説明しようかと悩んでいた時、そうだ!と思い出して、屋敷の玄関の外へかけて行ったりあなは。。

空に向かって声をかけるのであった。

「ゼーくん、お願い、降りてきて!!」

りあなが空に向かって声を上げると、ゼウスが光とともに降りて来たのであった。

ゼウス「りあな、どうした? 何かあったか?」

「ゼーくんごめん。。さっきの出来事。。ハデスにバレちゃった。。。あはは(汗)」

ゼウス「俺を呼んだのは、そういう事か。。。で、説明はどうするんだ?」

「あ。。えーと。。。どうしようか。。」


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