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悪魔執事の主様は猫天使。

第7章 天使狩り


怒られると思って下を向いていたが、ロノから降ってきた声色は、怪我をしてないか心配する声だった。

「怪我は。。してないです。。ごめんなさい。。」

ロノ「あぁー。。。良かった。。主様が無事なら良かったです!」

ロノとりあなが話してる時にハデスは空が気になり、上を見上げてボソッと呟いていた。

ハデス「(ボソッと)ん? 何だ? 木箱?」

ロノも、空から降ってくる物に気がついてりあなに声をかける。

ロノ「主様、空から降ってきてるもの一緒に確かめてみましょう!」

ロノに言われて、ムーが降ってくる所か。。と思ったが、ロノの後ろについて、ハデスと一緒に歩いて行く。

少し森の中を歩いて行くと、木の根元に少し大きめの木箱が落ちていた。

ロノは、木箱に近づいて行き、片膝をついて木箱を持ち上げ、不思議そうに見ていた。


これは。。木箱か?
でも、なんで空から木箱が?

ロノ「主様、ここから開くみたいです。」

木箱を持ち上げて立ち上がったロノは、りあなに木箱の蓋を見せてから、蓋に手を近づけて開いた。

木箱を開くと、黒猫が出てきて宙に浮いていた。

「ロノ。」

不安そうな主様の声に、思わず主様の頭を撫でて安心させようとした。

ロノ「主様、大丈夫すよ。」

?「すぅ。。。すぅ。。。」


宙に浮く猫は、初めて見たが。。。
りあなが現実で出会った猫のムーだろう。。
しかし、よく寝れるな。。。

ハデス「はぁ(ため息)」


ロノ「!? な、何だこの、黒い毛玉!」

?「すぅ。。。すぅ。。。」


潰れた鼻に。。黒い毛。。。

ロノ「もしかして、こいつ。。黒い豚か?」


「ロノ、豚じゃなくて。。この子、猫だよ。」

ロノ「え。。。そうなんすか? 俺はてっきり豚かと。。」

ハデス「残念ながら猫だな。」

?「うっ。。うぅ。。。ココはどこですか?」

ロノ「あっ!豚が目を覚ましたっ!!」

ロノの声にびっくりして、ビクっと肩を震わせたりあなだったが、ロノが怖くないのは知っていた為深呼吸をして落ち着かせてから、ロノに声をかけた。

「ロノ、だから、猫だってば。。。」

?「し、失礼ですね! 僕は豚じゃありません!猫ですよ!」

ロノ「えっと。。。猫って喋るのか?」

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